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1.ワインを少しでも高く売りたいとお考えのお客様へ

ワインはブドウを原料に造られる醸造酒です。世界に数多く存在するお酒の中でもワインの歴史は実に古く、高級銘柄を有するフランスを中心に、その由緒ある歴史と伝統は多くのファンを魅了するものとなっています。ブドウ本来の旨味が影響するワインは、現在世界各国で生産されており、土地ごとに味の変化を楽しめることも人気のゆえん と言えるでしょう。また、瓶の中で静かに熟成を重ねることで味に変化を生み出すワインは、古いヴィンテージのものほど高値で取引されるのも特徴です。現在は入手の難しい希少性のある銘柄であるほど、コレクターからの熱い注目を集めることになるでしょう。

2.ワインとは？概要を詳しく解説

ワインと同じ醸造酒であるビールや清酒は、原料である穀物に水分が含まれないため、仕込み水や糖化を進ませる工程が必要です。一方、ワインは原料であるブドウ自体に水分や糖分が含まれているため、潰して自然発酵させることで自然にアルコールを精製させることができます。ブドウ以外に材料を必要としないワインは、まさにその土壌を体現する醸造酒であり、味を大きく左右する環境はフランス語で「テロワール」と呼ばれています。テロワールが生み出すブドウの品質はワインの出来に大きく影響し、フランスブルゴーニュ地方では畑ごとに等級の格付けがされているほどです。中でも、赤ワインにはピノ・ノワール、白ワインにはシャルドネが、高級に位置付けられるワインに使用される品種と言えるでしょう。特に、赤ワインは渋みを表す「タンニン」がワインの個性を大きく引き立たせてくれています。
ワインの品質は、世界的なワイン評論家たちによって評価されることが多く、最も影響力があるとされるロバート・パーカー氏による採点はパーカーポイントと呼ばれ、ワインの市場での価値に大きな影響を与えています。高い得点を得ている銘柄の中には、伝説と称される生産者も存在し、コレクターの注目を惹きつけて止まないものとなっています。

3.代表的なワインの種類

世界的なワインの生産地は、ブドウ栽培に適した温暖で日照時間に恵まれた地域が多く、土壌やブドウの栽培法、製法によってさまざまな表情を見せています。近年では地球温暖化の影響もあり、冷涼でブドウ栽培に適さないとされた国々や伝統的にワインが製造されなかった地域でもワインが生産されるようになってきています。その中でも、次に紹介するのはワインの世界4大生産国に当たる国々です。各国がワインの生産に関わる古い歴史と伝統を有し、国独自の規制法によって高品質のワインを数多く生み出しています。中には生産数の少ない希少銘柄もあり、買取市場でもマニアから高い支持を得るワインとなっています。

• フランスワイン

  ワイン大国であるフランスでは、AOP法によってワインがランク付けされています。代表的な醸造地はボルドーとブルゴーニュです。

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• イタリアワイン

  生産量世界1位を誇るのがイタリアワインです。格付けは原産地によって3つに分類され、味の多様性が最大の特徴となります。

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• スペインワイン

  味わいは豊かで力強く、スパークリングワインにあたるカヴァや酒精強化ワインであるシェリーも造られています。

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• アメリカワイン

  代表的な生産地はカルフォルニアで国内生産の約9割を占めています。中でもナパ・ヴァレーは高級赤ワインとして知られています。

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4.ワインの歴史や製造元について

「人類が親しんだ最古のお酒」と言われるワインは、そのブドウ栽培の様子が紀元前2000年頃のエジプトの壁画にすでに描かれています。旧約聖書にある「ノアの箱舟」にもワインが登場することからも、ワインが人類と共に長い歴史を歩んできたことが分かるでしょう。その原産地は世界最古の歴史を持つロシアのコーカサス地方であると言われ、エジプトに渡った後にギリシャ人によって地中海全域に広められたとされています。現在のワインの主要国が名を連ねるヨーロッパには、ローマ帝国の広がりと共に、ローマ人によってワインが伝えられました。中世に入ると、戦乱の時代であるヨーロッパで、ワインはキリスト教によって保護されます。イエス・キリストが「最後の晩餐」で「ワインは私の血」と弟子たちに語っていることからも、ワイン文化はキリスト教とともに発展を見せてきたことが分かります。16世紀以降は、ヨーロッパ人の植民活動とともにワイン生産は世界各国に持ち込まれることになります。現在は世界中でワインは生産されており、歴史の浅いワインは「新世界（ニューワールド）」と称されワイン文化をさらなる発展へと導いています。

5.ここだけは抑えておきたいワインの買取査定ポイント

ワインは瓶熟成の後に飲み頃を迎えて販売されていますが、高級ワインとされる銘柄の中には、販売から熟成期間を経ることでその価値がさらに高まるものもあります。しかしその一方で、高温で保管したことでガスが発生し液漏れを生じたり、コルクが腐敗したりしてしまうなど、品質管理には十分な配慮が必要です。そのため、査定時には希少性を有する銘柄であることはもちろんのこと、その保存状態の良さが大きなです。ボトルやラベルに汚れがなく、美しいものであればなお良いでしょう。高級ワインの中には専用の木箱や栞といった付属品が付いているものも多く、それらはコレクターから高く評価されます。

• 液漏れによる液面低下を起こしていないか
• 希少性の高い銘柄か
• 適切な温度環境で保存されていたか
• 付属品がそろっているか
• ボトルやラベルに傷がないか

6.ワインの取引相場価格や当社スタッフの調査結果

多くの高級銘柄を有するフランスワインの中でも、伝説とされているのが「ロマネ・コンティ」です。その希少性は非常に高く、買取市場でも実に高額な値で取引されています。実際に1999年ヴィンテージのロマネ・コンティは、ネットオークションでは約160万円で取引されています。こちらは専用のワインセラーで保管されていた大変状態の良い品です。他にも、元DRC（ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ）の共同経営者であるマダム・ルロワが手掛けた「ミュジニー 1998」は約81万円となっていることからも、名門シャトーで造られるワインの価値の高さを知ることができるでしょう。
また、イタリアワインの代表格とされるのがピエモンテ州で生産される「バローロ」の1990年ヴィンテージものは、ネットオークションでは約15万円で取引されています。他にも、スペインを代表するトップワイナリーであるベガ・シシリアの「ウニコ 1960」は約10万円の値が付けられており、年代を重ねた高級ワインほど高く評価されていることが分かります。また、カルフォルニアワインの格を世界に知らしめた「オーパス・ワン 1980」は約18万円で取引されており、アメリカワインの注目度を一気に高めるものとなっています。

7.ワインを少しでも高くを売りたい方へのまとめ

カジュアルな食中酒はもちろんのこと、華やかなパーティーシーンを彩るワインは、人類の歴史と共にその発展を遂げてきた醸造酒です。有名生産地であるほど品質は法律によって厳格に格付けされ、その地位を確固たるものとしています。ブドウを育むテロワールが生み出すワインは、その土地の風土や生産者の背景に思いを馳せることで、味わいをより一層深い物へと変えていきます。その価値はブドウ品種や生産地、年代や世界的な評価によりさまざまに変化するものです。そのため、ワインの確かな価値を見極めるためには専門家による確かな査定が必要だと言えるでしょう。中には高い価値を有する品もあるため、お手元に買取を検討するワインをお持ちの際には、ぜひ一度査定をご相談ください。

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